マツダの新型デミオのディーゼルは、燃費と実燃費は実際に差があるのでしょうか?
高速・シーン別の街乗りなど実際に調査した結果をまとめました。
また、燃費が悪いといった口コミについて、なぜそうなってしまうのか、といった理由もまとめています。
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デミオ新型のディーゼル(MT)燃費と実燃費を調査
デミオディーゼルMTモデルの燃費について見ていきましょう。
デミオディーゼル6MTモデル(XD)のJC08モードにおける燃費は、メーカーカタログ値で30.0㎞/Lとなっています。
実際の燃費とカタログに記載されている「JC08モード」の燃費は、大概の場合異なるもの(カタログ値の方がよい)ですが、実際のところはどうでしょうか。
今回は
・高速道路
・渋滞の多い市街地
・渋滞の少ない市街地
で、実際の燃費を計測しました。
走行条件は自然と流れに乗った走り方、エアコンはオートで快適に過ごせるように設定しています。
全体を通して、アップダウンの少ないルートを選択しています。
高速道路での燃費と実燃費
まずは高速道路での燃費からです。
平均時速80㎞/h程度での走行です。
この時のデミオディーゼルMTモデルの、高速道路での実燃費は
「29.1㎞/L」
であり、カタログ値とほぼ同等の結果になりました。
この好成績は積極的に6速を使うことができた成果です。
6速100㎞/hの時、エンジン回転数は1,600rpm程度と低く抑えられています。
しかし、高速道路は制限速度を大幅にオーバーしたり積極的な追い越しを繰り返さない限り、どの車であってもだいたい好燃費です。
渋滞の多い市街地での燃費と実燃費
続いて市街地の燃費です。
スムーズに流れに乗ることが少なく渋滞や信号による「ストップ&ゴー」が多いシチュエーションです。
とくに今回の走行では、ダラダラ走ったらすぐに停車し、またしばらくすると動き出すというメリハリのない走行シーンでした。
平均時速20㎞/h程度での走行です。
この時の実燃費は
「19.5㎞/L」
で、カタログ値の2/3程度と大幅に下回る結果となりました。
この燃費悪化の原因には
・市街地の走行では燃費に有利な5速、6速の走行がほとんどできない事
・ディーゼルで有利な低速から中速までの加速エネルギーを効率よく使えず、すぐに速度を殺さなければならない
そのため、ディーゼルの利点を生かしきれない事などが原因として考えられるでしょう。
またMTモデルのアイドリングストップ機能は、ニュートラルにすると数㎞/hの時点で作動しますが、
渋滞中によくある「止まりそうだけど少し流れ出す」というシチュエーションにマッチしておらず、エンジンのオンオフを無駄に繰り返します。
この度重なる停止と始動が、燃費に悪影響を及ぼしている可能性も考えられるでしょう。
しかしながらハイブリッド車ではないにも関わらずこの成績は、コンパクトカーとして充分なレベルであると言っても問題ないのではないでしょうか。
渋滞の少ない郊外の道路での燃費と実燃費
最後に渋滞の少ない郊外の道路です。
このルートは信号もあまりなく、比較的スムーズに最後まで走ることができました。
ストップ&ゴーが少ない郊外の道路での実燃費は
「27.3㎞/L」
とカタログ値に比較的近い優秀な結果となりました。
走り出しと同時に、
・ポンポンとスムーズにシフトアップし、ディーゼルエンジンの特性を生かし、効率よく最短時間で巡航速度まで持っていけたこと
・燃費に有利である5速、6速を積極的に使ってクルージングができたこと
が、このいい結果に表れています。
このような郊外の道路はデミオディーゼルのMTモデルの一番理想的な走行シチュエーションであり、もっともMTらしい楽しい乗り方ができる場面と言えるでしょう。
しかしMTを選んで乗る方の中には、元気よく積極的に「加速と減速」を繰り返すような乗り方をする方もいることでしょう。
そういった走り方をすると、燃費は若干悪化するかもしれません。
デミオのディーゼルは燃費良い?実際に運転してみた感じは?
デミオディーゼル6MTモデル(XD)のJC08モードにおける燃費は
メーカーカタログ値で30.0㎞/L、
一方、ATモデル(XD)の燃費は26.4㎞/Lとなっており、
カタログ値で燃費の差は、3.6㎞/LほどMTモデルの方が優れています。
この燃費の差は、JC08モード測定における、MTモデルとATモデルの車両重量の差に由来するものです。
JC08モード燃費の測定は、実際に車を走らせて測定するのではなく、シャーシダイナモを用いて行っています。
当たり前のことながら、車の燃費は車両重量に大きく影響を受けます。
そのためシャーシダイナモのローラーに、車両重量を考慮した負荷をかけて、燃費計測するのです。
この負荷を「等価慣性重量」と言います。
デミオディーゼルMTモデルの車両重量は1,080㎏ですが、実はこの重量はJC08モード測定で使用する「等価慣性重量」1,130㎏クラスの最大重量なのです。
車両重量が1,080㎏を1㎏でも超過すると「等価慣性重量」は次のクラスである1,250㎏となり、燃費の計測に相当不利になってしまいます。
この1,080㎏を実現するため、デミオディーゼルMTモデルはガソリンタンクをATモデルに比べて9L分小さく設計しています。
(ATモデルのガソリンタンク容量は44Lであるのに対し、MTモデルは35L)
デミオディーゼルMTモデルは、燃費に重点を置いた燃費スペシャルモデルでもあるのです。
一方のATモデルの車両重量は1,130㎏ですので、等価慣性重量は1,250㎏クラスとなり、JC08モード測定時のシャーシダイナモによる負荷量がそもそも異なるのです。
MTモデルと比較してATモデルのJC08モードが悪くなってしまうのは、当然の結果と言えるでしょう。
しかしデミオディーゼルMTモデルと、ATモデルの重量差が50㎏あるのは紛れもない事実です。
車の燃費は重量に大きく影響を受けますので、とくにコンパクトカーでは50㎏軽いということは、実際の燃費において大きなアドバンテージになります。
この50㎏の重量差も好燃費に大きく貢献しているはずです。
デミオのディーゼルは燃費が悪いという口コミや評価が多い?
デミオディーゼルの燃費は悪いという口コミや評価が多いのかどうか、調べてみました。
デミオのディーゼルモデルは燃費が悪い?
デミオディーゼルの燃費についてのデメリットを、一点紹介します。
デミオディーゼルの燃費悪化を語るうえで、外せないものに「DPF再生」というものがあります。
ではこのDPF再生とはいったい何でしょうか?
最近のクリーンディーゼルエンジン搭載車にはDPFというものが付いています。
DPFとは「ディーゼルパティキュレートフィルター」のことです。
掃除機のフィルターと同じ、と考えればわかりやすいでしょう。
クリーンディーゼルはDPFを排気ガスが通る際、排気ガスに含まれている黒煙の原因となる有害な粒子状物質(パティキュレート)を吸着、除去することによりクリーンな排気ガスを排出しているのです。
日々走行を繰り返すことによりこのDPFはだんだんと汚れていきますが、DPFがパティキュレートによって完全に目詰まりしてしまうと、フィルターとして役に立たなくなります。
そうすると走行性能が低下し、燃費も悪化してしまいます。
これも掃除機のフィルターが目詰まりすると吸引力が低下してしまうのと同様の現象です。
このDPFに付着した汚れを除去するため、デミオを始めとしたクリーンディーゼル搭載車では、定期的にフィルターを高温にすることで詰まったカスを焼いています。
これが「DPF再生」と呼ばれるシステムです。
DPFのフィルターを高温にするためには、その分燃料を余分に噴射する必要があるため、その時の走行燃費は大きく悪化します。
ユーザーの方の評価によれば、10㎞/Lから15㎞/Lまで落ち込むようです。
DPF再生の頻度は走行シチュエーションにもよりますが、一般的に200㎞~250㎞走行ごとに行われることが多いようです。
このDPF再生の影響により、デミオディーゼルを始めとしたクリーンディーゼル搭載車は燃費が悪い、という評価になるようです。
また、DPF再生中にエンジンを停止すると悪影響を及ぼすため、再生が終了するまでの数キロは走り続けることが推奨されています。
頻繁にロングドライブをする人ならば気にならないレベルでしょうが、街乗りチョイ乗りレベルの使用が多い人にとって、DPF再生が終了するまでの走行は煩わしく感じることでしょう。
ガソリンタンクの差がある
また、デミオディーゼルMTモデルのガソリンタンクの差に対する悪い評価も、時々見受けられます。
カタログ燃費にこだわるあまり、実用性を犠牲にしているという意見です。
たしかにガソリンタンクが小さくなる分、航続距離は短くなり、ATモデルとの燃費差によるメリットは小さくなってしまうため、悪い評価をしたくなる気持ちも理解できます。
しかし、車両重量が燃費の良さに貢献していることは明らかであり、それでもワンタンクで500㎞以上の走行が可能です。
むしろ「走る楽しさ」と「経済性」を両立させるための犠牲として許容できる範囲であり、マツダの企業努力と言ってもよいのではないでしょうか?
デミオのディーゼル燃費についてのまとめ
デミオのディーゼル(MT)は、街乗りより高速や郊外のロングドライブに向いているという結果になりました。
普段は街乗りになってしまうという方でも、休みの日はドライブしたりして、愛車のデミオを長持ちさせたいですね。
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